エネルギー便益の統合化によるバイオ燃料生産の評価法の提案―宇都宮市の自動車走行距離と暖房熱量を対象とした試算結果―
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概要
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バイオ燃料生産のエネルギー収支比による評価の問題点を補うために,シグモイド関数を用いたエネルギー便益の充足度関数,および複数の便益の統合化を行う多属性効用関数にもとづいて,統合便益比を提案した.また,宇都宮市の総自動車の年間走行距離と総世帯の年間暖房熱量についてのエネルギー便益を充足度関数で表し,宇都宮市の耕作放棄地を水田圃場として利用し,生産された稲をバイオマス資源とする,二種類のバイオ燃料生産について,エネルギー収支比と統合便益比の試算と考察を行った.その結果,バイオ燃料生産の評価を,熱量換算だけでなく,複数のエネルギー便益の収支の観点から評価することによって,エネルギー収支比が1より少ない場合でも,統合便益比が1を上回る場合が認められた.また,エネルギー収支比に統合便益比を加えた評価によって,エネルギー収支比だけでなく,社会全体のエネルギー便益の増減の観点から,意思決定支援の可能性が示された.
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