異文化環境における民族アイデンティティの役割 : ――集団アイデンティティと自我アイデンティティの関係
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概要
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本研究では,Erikson(1959)の集団アイデンティティと自我アイデンティティの理論を背景に,異文化における心理的サポート要因として民族アイデンティティの役割を検討する。分析1では民族アイデンティティ尺度(MEIM; Phinney, 1992)を日本人学生(日本人留学生122名・国内の大学生335名)に実施した。結果,先行研究と一致する2因子が抽出され(「探索」と「愛着・所属感」),両因子ともに日本人留学生のほうが国内学生よりも高い値であり,異文化では民族アイデンティティが顕著になることが示された。分析2では,日本人留学生を対象とし,パス解析を行った。結果,「探索」は自我アイデンティティに直接的関与を示し,またそれを媒介変数として,異文化適応感を予測していた。一方「愛着・所属感」は,それ自体ではネガティブな予測因となることが示唆された。
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