高周波散乱光を用いた低温処理血小板の形態変化のリアルタイム測定
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
細菌汚染防止の観点から,濃厚血小板製剤は低温での保存が望ましい.しかし,低温に曝された血小板は生体内寿命が短くなるため実用化されていない.この低温による寿命の短縮は血小板の形態変化と深く関係していると言われている.そこで,高周波散乱光を用いて,低温下における形態変化を定量的に解析した.disc状からsphere状への形態変化は散乱光の振幅と良い相関を示した.血小板を冷却しながら散乱光を測定した結果,温度低下にともなうdisc状血小板の減少がリアルタイムに観察された.また,冷却温度の違いは再加温時の形態復帰に影響を与えていた.適切な温度制御よる血小板形態の可逆性の保持は,低温保存の一助になることと,高周波散乱光による形態変化のリアルタイム測定は低温下における血小板の活性化メカニズム解明に有用であることを示唆した.
論文 | ランダム
- 松下幸之助の健康観--病の経験と世界観をつなぐもの
- 天文エッセイ 宇宙の言の葉(第4回)アンドロメダ--世界観を変えた宇宙の窓
- 精子不動化処理方法の違いが, 精子核に及ぼす影響についての検討
- Study on neural activity of thalamic sensory nucleus and microstimulation effect in patients with central post-stroke pain
- A User's Inquiry E-mail Matching Method To Pre-Described FAQs With Specific Words-Weighted Jaccard Coefficient