人工内耳の問題点と対応
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概要
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術前の発達指数低値が人工内耳術後成績に与える影響と, 広汎性発達障害を合併する高度感音難聴児に対する人工内耳の効果を検討した. 術前の新版K式発達検査による認知・適応発達指数は術後の語音成績と有意な相関を示したが, 相関係数は小さく語音成績への影響は限定的であった. また, 術前の発達指数が低い患児の半数近くは術後発達指数が正常範囲内となっており, 発達指数の低値のみで人工内耳の適応から外す必要がないことを示唆する結果であった. 広汎性発達障害を合併する患児の語音成績はばらつきが大きかったが, 平均すると重複障害のない患児に比べてやや悪い成績であった. 音に対する反応の改善は良好で, 家族の満足度も高く, 人工内耳は広汎性発達障害を合併した難聴児にも一定の効果を示した. しかしながら周囲との関係性は手術前後で変化は乏しく, これらの患児では「難聴のない広汎性発達障害」を目標として設定すべきと考えた.
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