o-カルボキシフェニルフルオロン−パラジウム(II)錯体を用いる製剤中のファモチジン及びその関連薬物の吸光光度定量
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概要
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弱酸性域で,陽イオン性界面活性剤の臭化ヘキサデシルトリメチルアンモニウム(HTAB)共存下,色素としてキサンテン系のo-カルボキシフェニルフルオロン(OCPF)を用いる{Pd(II)−OCPF−HTAB}の三元錯体の退色反応を利用することにより,ファモチジン(FAM)及びその関連薬物の吸光光度定量法を開発することができた.FAM定量時,0.01〜0.7 μg cm−3の濃度範囲でBeerの法則が成立し,みかけのモル吸光係数は6.36×105 dm3 mol−1 cm−1と非常に高感度であり,また,相対標準偏差は,1.89%(n=6)と再現性にも優れていた.本法を製剤中のFAMあるいはFAM以外のH2受容体拮抗薬物に適用したところ,前処理することなく分析値,回収率ともに良好な結果を得ることができた.また,FAM類似構造を有するクロルヘキシジン,グアナベンズのような薬物についても検討したところ,十分定量可能であることを認めた.
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