N 型糖鎖の構造解析の軌跡
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
この半世紀の間に複合糖質の糖鎖構造の解析は非常な発展を遂げた。糖タンパク質中の GlcNAc-Asn 結合が明らかにされてから,ほどなくして N 型糖鎖に共通なコア構造も解明された。それに引き続き,様々な化学的,酵素学的な方法を伴った標識糖鎖のクロマトグラフィーによる分離を利用した細やかな構造研究により,数百もの構造が明らかにされた。高速液体クロマトグラフィーや核磁気共鳴のような機器分析の進展は構造解析のプロセスにおいて不可欠であった。特にハイスループットな構造決定において異なるモードの質量分析が今や必要となっている。より多くの構造が知られるにつれて,データベースの重要性も増大している。こうした進展はすべて,グライコミクスやプロテオグライコミクスの分野の発展に貢献している。
論文 | ランダム
- ごみ問題の解決に向けてアクションを重ね, 二一世紀へ
- 容器包装リサイクルの今(第12回)排出抑制を求められる段ボール容器包装
- 容器包装リサイクルの今(第11回)プラスチック製容器包装のリサイクルはこれからどうなる(後編)
- 容器包装リサイクルの今(第11回)プラスチック製容器包装のリサイクルはこれからどうなる(前編)
- 容器包装リサイクルの今(第9回)白色トレイの発生抑制と回収率の向上