血圧変動を指標とした循環器疾患の臨床薬学研究
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Ambulatory and home blood pressure (BP) measurements more accurately and reliably reflect the true BP levels of individuals than conventional BP measurement. Moreover, they can be measured over an extended period, thus generating information about BP variability. We conducted a population-based prospective study in Japan (the Ohasama study), demonstrating their superior predictive power for cardiovascular mortality/morbidity over conventional BP measurements as well as unique prognostic significance of variability in their values. Masked hypertension defined as normal conventional BP and high ambulatory or home BP was associated with worse prognosis. A disturbed nocturnal decline in BP was associated with cerebral infarction and heart diseases, whereas a large morning surge in BP was associated with cerebral hemorrhage. Morning hypertension at home, a reflection of a disturbed nocturnal decline or a large morning surge in BP, was a good predictor of stroke, particularly among individuals using anti-hypertensive medication. The J-HOME (Japan Home versus Office Measurement Evaluation) study among hypertensive patients receiving antihypertensive treatment revealed that morning home BP levels were not adequately controlled among approximately 60% of the patients. Interim analysis of the HOMED-BP (Hypertension Objective treatment based on Measurement by Electrical Devices of Blood Pressure) study, a randomized controlled trial to determine optimal target of morning home BP, demonstrated effectiveness of systematic antihypertensive drug regimen to lower morning home BP levels. The diagnosis and treatment of hypertension can be managed effectively by considering information from home and ambulatory BP monitoring.
著者
-
大久保 孝義
東北大学大学院医学系研究科公衆衛生学分野
-
大久保 孝義
東北大学 大学院薬学・医学系研究科臨床薬学分野
-
大久保 孝義
東北大学 大学院薬学・医学系研究科臨床薬学分野
-
大久保 孝義
東北大学 大学院薬学研究科医薬開発構想寄附講座
関連論文
- 自由行動下血圧に基づく高血圧診療の医療経済学的評価
- 岩手県花巻市における特定健診未受診者の未受診理由と健康意識
- 322.高齢者に対する持久的運動訓練が家庭血圧値に及ぼす効果
- 146.高齢者の運動時心拍応答と運動習慣の関係
- 145.高齢者の運動習慣と酸素摂取量の関係
- パーソナリティーとがん罹患に関する前向きコホート研究(シンポジウム/サイコオントロジーの新たな展開)(第44回日本心身医学会総会)
- 性格と癌罹患に関する前向きコホート研究(第55回日本心身医学会東北地方会演題抄録)
- 29-A3-14-5 降圧薬服用コンプライアンス不良者の特性及び生活習慣に関する研究(調剤・服薬指導・薬剤管理指導,社会の期待に応える医療薬学を)
- 29-A3-13-4 本邦における家庭血圧測定の現状:薬剤師619名の認識(調剤・服薬指導,社会の期待に応える医療薬学を)
- 29-A3-10-2 家庭血圧測定に基づくフェノフィブラートの降圧効果(薬剤疫学・医薬品情報,社会の期待に応える医療薬学を)
- 外来患者における後発医薬品の認識に関するアンケート調査
- 地域保健サービスの効果評価に関する大規模コホート研究
- 2008年度 井村臨床研究奨励賞受賞記念論文 家庭血圧・血圧変動に基づいた循環器疾患の臨床疫学研究
- 血圧変動を指標とした循環器疾患の臨床薬学研究
- 正しい血圧の測り方 (高血圧のすべて) -- (高血圧を見つけ出す)
- 大迫研究 (高血圧(第4版)--日本における最新の研究動向(下)) -- (日本人の疫学研究の最新知見)
- 外来診察室以外の血圧測定・高血圧の診かた 家庭血圧(HBP) (高血圧(第4版)--日本における最新の研究動向(下)) -- (血圧測定に関する基本情報と最新知見)
- 血圧の日内変動から心血管病を探る (特集 生体リズムから心血管病を探る)
- 大迫(おおはさま)研究 (特集 脳卒中--予防・治療の最前線) -- (疫学)
- メガスタディが示す軽症高血圧への早期介入の有用性 (特集 軽症高血圧--境界域から疾患概念へ)
- 本態性高血圧患者における塩酸マニジピンの有効性と安全性の評価 : 先発医薬品(カルスロット^[○!R])から後発医薬品(マニジップ^[○!R])への切り替え
- 最近の話題 : 2. 家庭血圧測定の指針とその臨床応用
- 家庭血圧計で血圧を測定するときの正しい測り方 (特集 プライマリ・ケア医のための高血圧診療のコツ) -- (血圧測定に関して(家庭血圧・外来血圧・24時間血圧など))
- 家庭血圧導入の医療経済評価
- 大迫研究 (第5土曜特集 高血圧UPDATE) -- (高血圧の疫学)
- 家庭血圧の臨床応用
- 高血圧 : プライマリ・ケアの視点から
- 在宅高齢者における認知機能と、3種類の測定方法によって得られた血圧値との関連 : 大迫研究
- 家庭血圧計により測定された心拍数の規定因子 : 大迫研究
- 高齢者の死亡前要介護期間の関連因子 : 大崎コホート研究
- 高齢者に対する持久性運動訓練の効果 : RCTによる検討
- PDIII-2 自由行動下血圧・家庭血圧による高血圧診療の費用効果
- 289.心拍モニタリング法による高齢者の日常身体活動量推定の試み
- 362.6ヶ月間の運動訓練が高齢者の細胞性免疫能に及ぼす効果 : 無作為割付試験による検討
- 日本の高血圧診療に家庭血圧測定を導入した場合の費用対効果分析
- P2-138 ロサルタン/ヒドロクロロチアジド合剤の医療経済学的評価 : 家庭血圧を用いた検討(一般演題 ポスター発表,薬剤疫学・医療経済,臨床から学び臨床へと還元する医療薬学)
- 24時間自由行動下血圧と生命予後との関係
- 146.高齢者の身体活動量に影響を及ぼす要因の検討
- P2-502 家庭血圧測定に基づくアンジオテンシンII受容体拮抗薬イルベサルタンの降圧効果および薬効持続に関する検討(一般演題 ポスター発表,薬物療法(その他),臨床から学び臨床へと還元する医療薬学)
- 0370 G蛋白β3サブユニットC825T多型の日本人本態性高血圧症における意義の検討
- 家庭血圧の医療経済効果に関する研究
- 0078 多重ロジスティック回帰分析によるMaze手術後洞調律回復と維持に関与する術前の予測因子の検討
- 非医療環境下血圧による脳卒中リスク予測とその予防
- 0343 内皮型NO合成酵素遺伝子多型は脳室周囲高信号域重症度と相関する
- P1-125 日本の高血圧診療における利尿薬使用の現状 : J-HOME Morning研究(一般演題 ポスター発表,使用状况調査・意識調査,臨床から学び臨床へと還元する医療薬学)
- P2-503 家庭血圧測定に基づく低用量エプレレノン(25mg/日)の臨床評価(一般演題 ポスター発表,薬物療法(その他),臨床から学び臨床へと還元する医療薬学)
- 中高齢者の抑うつに関わる歯科的要因 : 大迫研究
- 0802 夜間降圧と脳卒中発症リスクとの関連 : 住民コホートの追跡から
- 家庭血圧の臨床応用
- 血清マグネシウム濃度と頸動脈硬化指標の横断的検討 : 大迫研究
- 家庭血圧・自由行動下血圧に基づく循環器病の予防戦略-大迫研究
- 血漿フィブリノーゲン値と無症候性脳血管障害との関連大迫研究
- 薬学生の臨床思考を醸成し実務実習へとつなげる事前実習の成果と課題 : バイタル・心肺蘇生・副作用管理(一般演題(口頭)27,薬学教育(実務実習)(1),Enjoy Pharmacists' Lifestyles)
- 家庭血圧測定の重要性とその活用方法
- 家庭血圧の臨床疫学 (第5土曜特集 高血圧のすべて2012 : 研究と診療の最前線) -- (高血圧診断のあらたなエビデンス)
- 血圧コントロール不良例の頻度とその規定因子(J-HOME研究) (特集 血圧コントロール不良への対処 : 臨床高血圧の最重要課題をどう対処しますか?) -- (血圧コントロール不良例の実際)
- 日本語版 Lubben Social Network Scale 短縮版(LSNS-6)の作成と信頼性および妥当性の検討
- 家庭血圧の臨床応用
- 日-P1-006 一般地域住民におけるセルフメディケーションに関する実態調査(OTC・セルフメディケーション,ポスター発表,一般演題,再興、再考、創ろう最高の医療の未来)