ラット坐骨神経結紮モデルを用いた神経因性疼痛における行動学的評価モデル
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概要
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神経因性疼痛の動物実験モデルでは,刺激実験による疼痛閾値の定量化が一般的である。しかし,神経因性疼痛は刺激によらない自発痛を伴うため,誘発痛ではない評価方法が望ましい。自発痛の行動評価法について検討した。ラット坐骨神経結紮モデル群(L群:n=7)及びシャム手術群(S群:n=5 )の行動を術後5,12,30日目に23時間撮影し,起立回数,後肢挙上回数,後肢を気にする(噛む,振る,舐める)回数を手動計測した。L群では時間経過とともに一日の総起立回数および一時間あたりの最大起立回数が有意に減少した(p < 0.05)。患肢挙上頻度は増加し,30日目では起立後に後肢を気にする頻度が有意に増加した(p < 0.01)。起立後に後肢を気にする行動は慢性痛の評価に応用できると考えられた。この行動評価法は刺激による評価法では捉えられない自発痛を評価できると考えられた。
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