Caffeineの自発運動こう進効果に対するselective dopamine re‐uptake inhibitor(nomifensine)投与の影響
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概要
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これまでに我々は, caffeineの自発運動亢進効果が中枢におけるdopamine遊離を促進することで発現していることを支持する報告をしてきた。そこで, 本研究はcaffeineの自発運動亢進効果と中枢におけるdopamine遊離との関係を詳細に検討するために, selective dopamine re-uptake inhibitorであるnomifensineの慢性投与の影響を検討した。本研究ではOpen-Field装置を用いて, ラットの自発運動量を評価した。ラットにcaffeineを腹腔内投与すると自発運動量の用量依存的な増加がみられ, nomifensineの慢性投与によりcaffeineの効果を増強することが観察された。また, selective adenosine A2 receptor antagonistである3,7-dimethyl-1-propargyl-xanthine (DMPX) でもcaffeineと同様の結果を得た。以上の結果から, caffeineの中枢におけるメカニズムにdopamine遊離が関与しており, さらにadenosine A2 receptorを介していることを明らかにした。
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