蒸気圧を利用したトップヒート型熱輸送ループの作動特性(液還流系の簡素化と内部温度差の低減)
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概要
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標記のループは,前報で考案した熱輸送デバイスであり,加熱器,冷却器,貯槽,バルブおよびこれらを連結する配管から構成されている.蒸気圧を利用して作動液を流動させ,上部の加熱器から下部の冷却器へと,熱を鉛直下向きに輸送するものである.また,冷却器で放熱した作動液は,貯槽に貯液された後,加熱器へと還流する機構となっている.本研究では,気密性向上の観点から,作動液の還流に関係する配管系,すなわち,加熱器と貯槽とを連結する配管系を簡素化し,その作動特性を確認した.また,実験結果を整理して,冷却源と貯槽の温度差と作動条件との関係を示し,当該温度差の低減に関与する物理量についても検討した.
著者
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小糸 康志
熊本大学大学院自然科学研究科
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富村 寿夫
熊本大学大学院自然科学研究科
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鳥居 修一
熊本大学大学院自然科学研究科
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池水 敬勇
熊本大学大学院自然科学研究科 産業創造工学専攻先端機械システム講座
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福田 智章
熊本大学大学院自然科学研究科 産業創造工学専攻先端機械システム講座
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