ここ25 年間におけるマイコトキシン分析の手法の変化と精度
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概要
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WHO とFAPAS による分析試験の結果に基づき,ここ25 年間におけるマイコトキシン分析の手法の変遷と分析精度の変化を解析した.トウモロコシ試料中のアフラトキシンB1 の分析に関しては,1978 年にはTLC による分析法がほとんどであったが,その割合は1989 年には48%,2002 年には7%へと低下した.その一方で,HPLC をベースにした手法の割合が1978 年の5%から,36%(1989 年),77%(2002 年)と増加した.近年においてはELISA を用いた分析法も使用されているが,その割合は5%程度にとどまっている.分析精度に関しては,|z| が 2 以下となるデータの割合が,1978 年の50%から2002 年の82%へと次第に増大しており,分析精度が向上してきたことが明らかとなった.落花生中のアフラトキシンB1,乳中のアフラトキシンM1,小麦中のオクラトキシンA の分析についても,分析手法と精度が同様に変化してきたことを明らかにした.
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