平成24年度留学生交流支援制度(ショートスティ・ショートビジット(SSSV))による異文化看護(Transcultural Nursing)プログラムの取り組み-ショートスティ(SS)におけるアジア3か国の学生の受入れ-
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概要
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独立行政法人日本学生支援機構の実施する留学生交流支援制度の助成を受け,アジア3か国からの留学生受入れを実施した.助成を受けたプログラムは,1997年度より米国アラバマ大学タスカルーサ校看護学部との間で実施している「異文化看護演習」を発展させ,本研究科の協定校である,ソウル国立大学看護学部(韓国),北京大学看護学部(中国),ガジャマダ大学看護学部(インドネシア)との間でも,学生が相互に短期滞在し,異文化看護について学ぶ演習を実施するものである.実施担当は,学術・国際活動委員会を中心に,学部・大学院教務委員会が協力し,領域横断的に多数教員が参画した.実施期間は,平成24年8月1日~9日(9日間)であった.参加留学生は,ソウル国立大学4名,北京大学2名,ガジャマダ大学2名の合計8名であり全て学部生であった.本学からは学生ボランティアとして学部生16名,大学院生13名の合計29名が参加した.留学生への支援は,言語に関する配慮,修学に係る教育・指導体制,生活面の支援,安全管理面の支援について,文化的配慮のうえで行った.実施したプログラムの内容は,「サバイバル日本語講座」の受講に始まり,4か国の学生相互の異文化交流,各専門領域によるセミナーおよび施設訪問等であった.プログラム評価は,帰国後に提出された8名の学生のレポートの分析から行った.学習成果の評価方法と公表については,学生および派遣先大学からの承諾を得ており,本研究科倫理審査委員会の承諾を得た.学業関連,語学関連,異文化理解関連,将来の展望,国際人としての力量の面において自己評価は高く,また本プログラムへの満足度も高かった.多様な国の看護学生との学びの過程で,自分の意見を英語で述べ討議することに自信がついたと述べられていた.今回はアジア諸国に焦点化しており,アジア圏としての共通性と同時に違いの発見もあり,4か国の交流が「ダイバーシティ」の学びに有機的に機能したと考える.
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