診療情報管理系基礎演習におけるグループワーク及びLTD話し合い学習法の導入 : 求められる診療情報管理士育成を目指して第一報
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概要
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本研究は,名桜大学国際学群2年次を対象とした「診療情報管理系基礎演習」において,従来の講義形式と並行してグループワーク導入を行った実践報告である。社会が求める人材を育成するため,平成23年度よりグループワークを導入したが,特定の学生に負担が集中するグループが発生していた。改善として,平成24年度に学生の個人活動を促進させるとともに,個々の活動を評価する目的として「学習ポートフォリオ」を導入した。 「学習ポートフォリオ」は,学生個人の学習プロセスを記録することにより,自分を客観的に見ることができ,教員にとって学生の活動を多面的に評価することができるメリットがあった。また, 「学習ポートフォリオ」より学生は,得た情報をうまく活かすことができないと感じていることが判明した。そこで,平成25年度より協同学習を基盤とした学習法「LTD話し合い学習法」を導入し改善を行った結果,学生の予習状況の改善がみられた。今後も協同作業を中心とした学習法を検討していく。This study is a practical report on the introduction of group work in the Health Information Management Basic Seminar offered to the sophomores of the Faculty of International Studies at Meio University. In order to develop human resources demanded by society, we introduced group work in 2011. We found that the work burden had concentrated on a specific student in some groups. In order to improve, in 2012 we introduced a learning portfolio so as to promote individual student activities and to evaluate the activities of individual students. Using learning portfolios enabled students to understand themselves objectively, and teachers were able to know each student's multipronged learning activity. Furthermore, it became clear that many students were not utilizing enough of the information they acquired. As a result of the introduction of the LTD discussion learning method in 2013, improvement in the status of student homework was observed. In the future, we will consider this learning method with a focus on cooperation.
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