生材及び人工乾燥材の軸組における梁のクリープ(1)
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概要
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本研究の主要な目的は,在来軸組構法における梁の曲げクリープを明らかにすることである。クリープ試験を行うに当たって,2つの木造構造体を用意した。1つは生材(G)のみで,もう1つは人工乾燥材(D)のみで構成した。各構造体は,4本の土台,4本の柱,2本の桁,及び2本の梁で構成されている。部材の特定の位置にあるほぞ等は,工場のモルダで加工した。長期設計荷重をそれぞれの梁の上面に載荷して,各梁のスパン中央のたわみを測定した。878日後の初期たわみに対する総たわみの比(相対たわみ),はそれぞれGとDで3.75,2.26になった。除荷後では,それぞれGとDで3.04,1.50となった。付加的な相対クリープたわみ(=相対たわみ-1)は,GはDの約2倍となった。
- 信州大学農学部の論文
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