有用糖質の酵素合成の現況
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概要
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1970年代以降,加水分解酵素や糖転移酵素などの各種糖質関連酵素が新たに見いだされてきた。これら酵素の糖転移作用ならびに縮合反応を利用して,カップリングシュガー,トレハロース,フラクトオリゴ糖,パラチノース,乳果オリゴ糖およびガラクトオリゴ糖などの新規オリゴ糖が開発され,大量生産されてきた。これら糖質の機能についての研究も活発に行われ,低カロリー,非う蝕性,抗う蝕性,ビフィズス菌選択増殖活性などの機能が明らかにされた。1991年,厚生省の認可による「特定保健用食品」制度が設けられた。本稿では現在,市販されている糖質および現在開発中の有用糖質の合成,性質および利用途について解説する。
- 信州大学農学部の論文
信州大学農学部 | 論文
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