河川水質の統計学的研究(1)
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概要
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河川の水質変動を明らかにする為,統計学的手法を利用し,長野県内の天竜川を対象とし,県,「公共用水域水質測定結果」をもとに,多変量解析の一手法である主成分分析を行った。これより以下の結果を得た。1 相関分析より,SSが有機性と考えられる地点,そうでない地点がわかれ,また有機性と考えられた地点においても,BOD,CODに対して同様な相関を示していない。2 主成分分析より,固有値の累積寄与率は,第3主成分までで約75%あであり,第1,第2主成分はそれぞれ,有機性汚濁指標および自然状態の安定度指標と命名された。しかし第3主成分については名義づけができなかった。3 因子負荷量より各地点の水質は5つのグループに別けられ,この手法が水質変化を知る上で有効であることを示した。
- 信州大学農学部の論文
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