南信の一地域における生産生乳の乳質について
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概要
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1974年4月から1976年2月に亘り,長野県上伊那地方で生産されるホルスタイン乳の合乳試料について成分組成及び細菌数を調べ,この地方の生乳の乳質について全国統計を基に考察した。原料乳組成の2年間に亘る平均値は次のとおりである。比重1.0313,酸度0.148%,pH6.71,乳脂肪3.33%,乳蛋白質2.89%,乳糖4.38%,灰分0.66%,無脂固形分8.15%。なお,各乳成分の季節的変動は大きく,無脂乳固形分は年間を通じて全国平均を下回り,特に春季と夏季には低下が著しいことを認めた。また,細菌数は年間を通じて低く,各月とも1ml当り100万以下であり,細菌学的には良質な生乳と結論づけられる。
- 信州大学農学部の論文
信州大学農学部 | 論文
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