アマノリ類の糸状体の生長・成熟と光条件(4)
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概要
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アサクサノリ,マルバアサクサノリ,ウップルイノリの3種の糸状体を他の条件を同一にして,約4,000, 1,250, 710, 480, 200ルックスの明るさで培養し,また明るさを変えて,胞子放出の差異・変化を調べた。その結果は次の通りである。(1)明るさを変化させることによって,その直後に胞子の放出を促進させたり,抑制したりすることは3種共にないようである。(2)アサクサノリに於いては4,000~200ルックスのどの明るさで培養しても胞子の放出に差異は認められない。(3)マルバアサクサノリとウップルイノリでは,高照度特に4,000ルックスで培養したものは胞子嚢は充分形成されていても胞子の放出は少なく,低照度(1,250)~710~200ルックスで多い傾向が見られる。
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