和牛子牛の制限哺乳が母牛受胎率及び子牛の発育に及ぼす影響
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概要
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生後7日で母子分離し,1日2回15分の制限哺乳を行うことにより,子牛の発育や母牛の繁殖成績改善に効果があるか検討を行った。制限補乳子牛(n=16)と自然哺乳子牛(n=15)の発育を比較したところ,制限哺乳区で体重,体高,一日平均増体量及び人工乳摂取量が高い傾向を示した。また,下痢についても,制限哺乳区で発生回数が少なくなった。母牛の繁殖成績については,初回人工授精までの日数及び受胎までの日数が制限哺乳区において短縮される傾向にあった。以上のことから,和牛子牛における1日2回15分の制限哺乳は,子牛の発育向上及び母牛の分娩間隔短縮に効果があると思われる。
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