灌水労力を軽減する吸水性シートの開発
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概要
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東京都農林総合研究センターでは花壇用花苗の新たな観賞方法として壁用フレームを用いた展示方法の開発を行っている。しかし壁用フレームにおける給水では,既存の底面灌水法よりも高さ方向の水分移動距離が長いため,従来の吸水性シートでは水分移動性が不十分であった。本研究では,乾燥状態から吸水が可能であり,従来品以上の水分移動性をもっ吸水性シートの開発及び生育試験に基づく実用性を検討する。密度の調整及び親水性繊維の混合により,最大34cmの吸水高さをもつ吸水性シートを作製することができた。花きの生育における実用性としても,芯鞘型ポリエステルと綿を50:50の割合で混合した吸水性シートでは,吸水高さ25cmでの順調な生育が確認できた。
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東京都立産業技術研究センター | 論文
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