ソバ新品種「春のいぶき」の育成とその特性
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概要
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ソバ新品種「春のいぶき」は,九州沖縄農業研究センターにおいて育成された,西南暖地の春まき栽培に適する品種であり,「そば農林5号」として2008年農林認定品種となった。「春のいぶき」は中間夏型で多収性の「階上早生」から集団選抜法により選抜固定して得られた品種である。春まき栽培での「春のいぶき」の成熟期は「しなの夏そば」より晩い"やや早"で,子実重は「鹿屋在来」,「しなの夏そば」より多い。圃場での穂発芽は,「しなの夏そば」,「階上早生」より少ない。「春のいぶき」の食味は,前年秋収穫の北海道産「キタワセソバ」より優れる。「春のいぶき」は主に九州地域の春まき栽培での普及が見込まれる。
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