京都府北部の農村地域を対象とした地域資源管理への参加に対する関連因子の分析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
京都府北部の3自治体の農村地域における地域資源管理への参加に対する関連因子として,特にボンディング型ソーシャル・キャピタル(SC)とブリッジング型SCに着目して分析を行った。その結果,地域内信頼(ボンディング型),一般的信頼(ブリッジング型)の2種類の信頼のうち,地域資源管理への参加の大きな関連因子となっているのは,前者の地域内信頼であることがわかった。また,同じ地域資源管理でも,管理する資源における農業的性質の程度の違いに応じて,参加者層の属性がどのように異なるのかを分析した。その結果,地域内信頼が高いほど,農業関連資源よりも非農業関連資源の管理へ参加する傾向が強かった。また,個人の農業との関わり方に応じて集団を分類して地域資源管理への参加の関連因子を分析した結果,関わり方に応じて因子が異なることがわかった。
- 農村計画学会の論文
農村計画学会 | 論文
- 韓国における都市農村交流の実態と特徴 : 江原道華川郡を事例として
- 総合討論および総括
- 住民参加による農村地域の親水空間の維持管理活動の事例分析--日本の農村地域を事例に (特集 2005年度日韓国際シンポジウム「農村アメニティ」)
- 有田博之・福与徳文 著, 『集落空間の土地利用形成』, 日本経済評論社, 1998年, 本体4,000円
- 優良田園住宅法における居住環境の実現手法に関する研究 : 上越市アーバンビレッジを例として