高知型低コスト木製ガードレールの開発
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概要
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高知県の道路事情に適応した低コストな「高知型木製防護柵」(構造物用C種規格:設計速度50km/h以下)の開発を行った。本県も開発に参加した国土交通省四国地方整備局の「四国木製防護柵」(構造物用B種規格:設計速度60km/h以上)を基本構造とする、県産スギ材と鋼製プレートからなる複合横梁を採用して、C種規格性能の確保を検討した。結果、「高知型木製防護柵」の構造は、初期段階における木材の曲げ抵抗と鋼製プレートの張力が有効に作用し、変形に対する抵抗力も大きいことがわかった。実車衝突試験についても防護柵設置基準に示されている性能規定を満足している事から、「高知型木製防護柵」は車両用防護柵の基本性能を有している事がわかった。
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