完熟期収穫籾米サイレージの破砕処理が第一胃内消化性に与える影響
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概要
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飼料自給率向上を図るため,国産濃厚飼料として飼料用米の生産利用が強く推進されている。これまで飼料用米については黄熟期でのサイレージ調製が主であるが,食用米と同様に,完熟期収穫したものの栄養収量が高いとされている。完熟期籾米で問題となるのが,原料水分の低下による発酵困難と,未消化籾の増加であり,破砕処理は必要不可欠となる。そこで,完熟期籾米を利用したサイレージの発酵品質と破砕程度が第一胃内消化率に与える影響を明らかにした。フレコン貯蔵された完熱期収穫籾米は,貯蔵後2ヶ月後の開封でpH5。7,サイレージ臭を示した。乾物消失率は,第一胃内72時間滞留で無破砕:5%,ローラー間隙設定1。0mm;40%,0。5mm;70%,0。2mm;80%であった。末消化な籾の割合は,0。2mmにおいても10%残存していた。
- 秋田県農林水産技術センター畜産試験場の論文
秋田県農林水産技術センター畜産試験場 | 論文
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