地域内有機質資源を活用した持続的農業生産技術の確立(第4報)連用4年目
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概要
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牧草生産における家畜ふん堆肥の有効且つ適正な利用法の提示を目的に,家畜ふん堆肥と化学肥料の組合せ条件の違いが,牧草の生産性,飼料成分および牧草中の硝酸態窒素濃度に与える影響について検討を行った(連用4年目)。1 施肥条件によって収量に差は認められないものの,80%堆肥代替区では草丈が高い値を示した。2 堆肥代替率および腐熟度の違いによる一般飼料成分値の変動は認められなかった。3 堆肥代替区では,化学肥料を窒素単体肥料に変えることにより,カリウムの上昇を抑え,慣行区に比べてもK/Ca+Mg当量比を低くすることが可能であった。4 堆肥代替区では,牧草中の硝酸態窒素濃度は,危険水準とされる0。2%以下で,かつ非常に低濃度であった。
- 秋田県農林水産技術センター畜産試験場の論文
秋田県農林水産技術センター畜産試験場 | 論文
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