汎用型飼料収穫機現地実証試験(1)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
水田フル活用と耕畜連携の下に粗飼料の生産拡大を図るためには,コントラクターの育成が急務である。コントラクター設立により新たに収穫機械を装備する場合,水田での作業性や導入コスト,作業能率および保管専有面積などを考慮すると,水田を中心に多様な飼料作物の収穫に対応した汎用型飼料収穫機の導入が有効と考える。そこで,汎用型飼料収穫機について,飼料用とうもろこしおよびホールクロップサイレージ用飼料用稲(以下,WCS用稲)の収穫作業を県内の農家圃場において実施した結果,作業面積や単位当たり収量などの条件は異なるが,劣悪な条件を除けば,独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構生物系特定産業技術支援センター(以下、生研センター)の成績とほぼ同等の作業能率が得られた。作業能率には,圃場条件や倒伏および雑草の有無などが影響する。さらに能率を上げるためには,中割作業など今後の課題も明らかになった。
- 秋田県農林水産技術センター畜産試験場の論文
秋田県農林水産技術センター畜産試験場 | 論文
- 地域内有機質資源を活用した持続的農業生産技術の確立(第3報)連用3年目
- 地域内有機質資源を活用した持続的農業生産技術の確立(第2報)連用2年目
- 牛の乳汁中体細胞数減少に対するビタミンC, Eの効果(第1報)
- 地域内有機資源を活用した持続的農業生産技術の確立--堆肥と化学肥料の組合せ技術の検討
- 未利用木質資源を原料とする飼料の開発に関する研究(第2報)シイタケ廃菌床を活用した乳用種去勢牛の肥育試験