小ネギ土耕栽培における浅耕起3作連続栽培技術
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概要
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小ネギ土耕栽培で浅耕起3作栽培が収量と品質に及ぼす影響、肥培管理、陽熱処理の雑草抑制効果、圃場準備作業の短縮効果を検証し、以下の結果を得た。1 浅耕起3作栽培は慣行耕起栽培と同等の収量を得た。品質は慣行施肥では追肥が必要となり3作目の葉色が低下した。2 土壌改良資材は、杉バークは牛糞堆肥とほぼ同等の収量および品質が得られた。施肥方法は緩効性肥料エコロング424-140及びスーパーロングS220を1:1で全量基肥として用いると、3作目までの各作の窒素溶出が安定した。3 浅耕起3作栽培において作間に陽熱処理を実施すると4月および6月では地温55℃以上を9時間以上確保でき、栽培期間中のイネ科雑草と一部の非イネ科雑草の発生が少なくなった。4 圃場準備作業にかかる時間は、浅耕起3作栽培は慣行栽培による3作栽培の55%であった。
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大分県農林水産研究指導センター | 論文
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