C/Sマクロセル腐食による老朽化が顕在化した鋼製パイプラインの非破壊評価に関する実証的研究
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概要
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パイプライン施設は管材の損傷により漏水が発生し,周囲に甚大な影響を及ぼす。近年,パイプライン施設の維持管理の必要性が見直されることに伴い,損傷特性を踏まえた非破壊評価法の開発が急務な課題となっている。本研究では,C/Sマクロセル腐食による老朽化が急速に進行した既存施設を対象に,漏水現象を含めた非破壊評価を行った。C/Sマクロセル腐食の判定には管対地電位を用いた。漏水現象はAE法により評価した。計測対象施設は,建設後わずか10年未満でC/Sマクロセル腐食が顕在化した鋼製パイプラインである。検討の結果,鋼製パイプラインの損傷度は,管対地電位によりC/Sマクロセル腐食の可能性について一定の評価が可能であることが明らかになった。さらに,AEパラメータによる漏水現象診断においても,漏水の有無について評価が可能であることが明らかになった。
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