バークの乾燥技術支援
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
平成12年に施設園芸用養液培地のロックウールの代替資材としてスギの樹皮(以下バークと称す)を加熱圧縮成型したモックウールが開発された。その後行われた試験施工により、モックウールの製造工程でのバークの乾燥ムラが原因で、整形不良製品が発生することが確認された。そこで、モックウールの実用化のために太陽熱を利用したバークの予備乾燥方法及び保管管理方法を検討した。バークの保管運搬性を考慮し設計したバーク保管バケットを試作し、ガラス温室内外に設置して、保管バケットにおけるバークの乾燥性能を季節別(夏季、冬季)に確認した。ガラス温室内に保管したものは、屋外保管に比べ乾燥効率が夏季において約3倍向上することが確認された。また、保管バケット内部の通気性を向上させるためにガラス温室内で送風乾燥を行ったものでは、無風乾燥時と比較して乾燥効率が約3倍向上した。
- 高知県立森林技術センターの論文
高知県立森林技術センター | 論文
- 長期育成循環施業に対応する森林管理技術の開発
- 森林資源利用による次世代型住宅の開発--集材システム高度化研究開発
- 急傾斜地における乗用型モノレールに関する研究
- 中山間地域における森林バイオマス資源の有効利用技術開発事業
- 森林資源利用による次世代型住宅の開発--〔高知〕県産スギ材の低コスト乾燥法の開発