カザフスタンにおける灌漑農地の塩類化の現状と対策 (シンポジウム特集 乾燥地における土壌塩類化の問題と対策--世界の現場からの報告)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
中央アジアのアラル海流域においては、アムダリアとシルダリアの両河川沿いにほぼ800万haにも達する大規模な灌漑農業が展開されている(FAO)。この地域では、ウォーターロギング(以下、湛水害)と塩害が深刻な問題となっており、灌漑農地の約40%が塩類集積の影響を受け(FAO)、耕作放棄されている農地も多い。本研究ではこの灌漑農地の塩類化に着目し、シルダリア川下流域に位置する、カザフスタン共和国クジルオルダ州の灌漑農地を対象に、二次的塩類集積の発生原因を解明し、それを防止するために必要な対策について検討を行った。
- 土壌物理学会の論文
土壌物理学会 | 論文
- 田面水の対流速度を測定する装置の改良
- サーモモジュールを利用した土壌中の熱フラックス測定
- 水田土壌のEh測定に用いる白金電極の反応
- 水ストレス及び塩ストレスがダイズの茎内流量に与える影響
- 自動サクション制御による不飽和砂質土壌中の下方浸透水採取装置の開発