住環境・コミュニティ、住まいと子育て世帯の健やかな生活
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概要
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居住ニーズの多様化・高度化とともに、住宅及び住宅周辺の地域の健康環境品質が向上できるような住まいや住環境のあり方を検討する必要性が謳われている。現在、住環境と住まいが健康に与える影響についての研究は行なわれているが、先行研究では対象が単一地域の高齢期・青壮年期に限定されていた。本研究の新規性の一つ目は、子育て期世帯の親子に焦点を当て、大規模調査より親と子の個別回答を得、親子間のリンクを行うことで、住環境・住まいの健康への影響について、親子の差異を分析している点である。二つ目は、同市域内の既成市街地とニュータウン市街地の地域間比較分析をすることで市街地形成過程の違いによる差を分析している点である。親子の差異、地域間の差異に関しては、①重要度・満足度分析、② QoL の算出、③共分散構造分析による健康形成要因モデルの構築、以上3種類の分析手法によって、比較・検証を行った。Housing and residential environment are important factors in the healthy life of household with children. We carried out a questionnaire survey on 1208 families with children in Hachioji city and got 28% responses. Applying the structural equation modeling analysis, the relationship between housing, residential environment and healthy life of household with children was estimated. The results show the regional variation (Tama new-town and built-up area) and the difference between parent and child.
- 首都大学東京都市環境科学研究科都市システム科学域『都市科学研究』編集委員会の論文
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