広島県内における高校生に対する民間サポート校の活動 : スタッフ及び代表者への意識調査
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概要
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広島県下における不登校経験者に対する通信制高校サポート校の援助活動の実態と内部のスタッフの援助活動に対する意識を調べるために, 9校のサポート校(スタッフ41名)を対象に,質問紙調査を行った。また,7校の代表者に半構造化面接を行った。その結果,1)サポート校に在籍している不登校を経験した生徒は神経症的な生徒が半数を占め,集団活動を中心とした心理支援が計画的に行なわれていること,2)内部のスタッフの援助活動に対する意識は学習面へのサポートのみサポート校間で重要度が異なっていること,3)多くのサポート校で心理支援か学習支援のいずれかを充実させているものの,これらのサポートの両立は困難であること,4)財政的には困窮状態にあることなどが明らかになった。不登校を経験した生徒に対する援助において,生徒の状態や経緯によって,特徴ある各側面のサポート校が連携する必要性が指摘された。
- 広島国際大学心理臨床センターの論文
- 2006-03-20
広島国際大学心理臨床センター | 論文
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