地域住民におけるスリープマネージメントが精神健康・肌健康へ与える効果 : 香気成分セドロールを用いた睡眠改善技術のQOL向上への可能性
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概要
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本研究では,不眠愁訴を持つ地域住民27名を対象に,日常生活下で生活習慣改善のための自己管理法と交感神経抑制効果のあるセドロールを用いたスリープマネージメントを行った。介入前後における睡眠及び心身への効果性の検討を行なった結果,介入後で入眠潜時の短縮,中途覚醒の減少,睡眠の質の改善が確認できた。また,日中の眠気や夕方の居探りの減少も見られた。さらに,介入後で精神健康の有意な改善,特に「身体症状」,「不安と不眠」の改善が認められた。また,肌水分量の増加傾向も確認できた。以上本研究より,自己管理法とセドロールを用いたスリープマネージメントが,睡眠の質の向上,そして日中の覚醒度の維持に貢献したと考えられる。また睡眠の質の向上が,精神健康・肌健康改善という良い循環に寄与している可能性が示唆された。
- 広島国際大学心理臨床センターの論文
- 2007-03-20
広島国際大学心理臨床センター | 論文
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