情報異質性が存在する経済における, 展開形ゲームによる均衡の遂行について
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概要
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小特集 : 経済の数理解析本稿では, 完全ベイジアン均衡(PBE)(あるいは逐次均衡)の観点から, 均衡概念を動学的に解釈する可能性について検討する。とくに, 静学的最大化行動によって見いだされる均衡帰結について取り上げ, 以下の疑問について考える。すなわち, この帰結は, もっともらしい形の展開形ゲームにおけるPBEとしてサポートされるのか(あるいは遂行されうるのか), という疑問である。本稿では, 誘因整合的であるような解概念についての肯定的な答えと, 誘因整合的でない解概念についての否定的な答えを提示する。
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