グローバルな視点をもった理科教員養成プログラムの構築 : 授業構成と学生の取り組みを中心に
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概要
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本小論の目的は,平成25年度前期のTWINCLEプログラムにおける派遣前研修プログラムの内容と,本プログラム参加者である日本人学生及びインドネシア人学生の本プログラムに関する認識を基に,本プログラムの改善点,ひいては,グローバルな視点をもった理科教員養成プログラムの構築の視点を見出すことである。その結果,以下の3点を,TWINCLEプログラムの派遣前研修プログラムの再構築の視点として指摘した。すなわち,「外国人学生と議論させることや外国人に対して理科授業を実施するという緊張感をもたせることにより,外国において理科授業を実施することに対するコミットメントを高める」,「教育制度,文化,言語等が日本と大きく異なるため,授業づくりの際に,日本人に対する授業よりも子どもの学びや学習歴,言語表現等に着目しやすいことから,それらの機会に応じて理科教育学の知見を学生に実感を伴って理解させる」,「他研究科の学生との議論により,先端の科学や技術そして教育について十分に吟味させる」。
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千葉大学教育学部 | 論文
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