教員養成におけるESD指導向上のための教材開発:小学校家庭科の授業づくり
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
教員養成を担う日本の高等教育機関において,ESD実践の効果的な教育プログラムは少ない。この課題を踏まえ,本研究の目的は,第1に,小学校教員養成におけるESD促進のために,家庭科におけるESDを取り上げ,教材を作成する,第2に,この教材の目的は,学生たちが,現代社会の重要な教育課題であるESDについて学び,小学校家庭科の中で活かす,社会のニーズにあった家庭科の授業をつくること,第3に,開発した教材の効果を学生たちの学びの過程から検証するとした。教材は,学生たちが,段階的に自分の指導計画や指導案を検討し,改善することができるようなチェックシート形式のワークシートとした。教材の教育的効果を分析した結果,教材を通してESDに関して学んだことは,社会のニーズにあった家庭科の授業をつくることの大切さの理解につながったこと,また,この教材が,指導計画や指導案を改善する方向性を示したことが明らかになった。
- 千葉大学教育学部の論文
- 2014-03-01
千葉大学教育学部 | 論文
- 被援助に対する返報--諸研究の概観と発達研究への展望
- 中学校での学校適応に関する一般型スクリーニング・アセスメントの実践
- 幼児における情動制御の社会的要因と文化的要因--情動の表出制御の状況比較および日米比較
- 幼児の有能感の認知と遂行との関連--幼児楽観性の視点から
- 予防的支援における教師とスクールカウンセラーの役割--教師対象の面接調査の分析から