大学生におけるストレス反応と睡眠健康・睡眠生活習慣との関連
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概要
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本研究では,大学生におけるストレス反応と睡眠健康・睡眠生活習慣との関連について検討を行うことを目的とした。その結果,男女ともにストレス反応が高い者は,70%近くの者が睡眠に関連する問題を有していることが明らかになった。また,ストレス反応が高い者は,入眠潜時の遅延や熟眠感の欠如など睡眠健康が阻害されていることが判明した。さらに,ストレス反応が高い者に,睡眠生活習慣の不規則な者や,睡眠不足の者が多く,起床時の気分の悪化,日中の居眠りも顕著であることがわかった。以上,本研究より,大学生の健康教育の一環として,規則的な睡眠生活習慣の重要性を普及し定着するように働きかけていくことの必要性が示唆された。
- 広島国際大学心理臨床センターの論文
- 2005-03-10
広島国際大学心理臨床センター | 論文
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