グリーンツーリズムによるまちづくり : 兵庫県旧但東町の場合
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概要
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政府の「観光立国」政策もあり、農村の観光資源を生かしたグリーンツーリズムは全国で様々な形で進められている。兵庫県でも過疎化に悩む市町村は生き残りをかけて、事業を展開している。但東町は官民をあげたグリーンツーリズムに取り組み、かなりの成果をあげ、注目を集めるにいたった。1区1品運動、交流拠点の整備、イベントなどにより、多くの都市住民のファンを作り出した。最初は補助金を主にした「官主導」のグリーンツーリズムであったが、最近は補助金を利用しない「民主導」のグリーンツーリズムも推進している。地方の自立が叫ばれる今日、財源の乏しい過疎地域は官の支援を得ながら民主体の挑戦が試みられようになった。筆者は20年前に但東町のグリーンツーリズムによるまちづくりを報告した。本稿はその後の変化および新しいグリーンツーリズムの動きについて考察を加えたものである。
- 大手前大学・大手前短期大学の論文