乳児家庭全戸訪問事業の現状調査~沖縄県内の2自治体の調査から~
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概要
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乳児家庭全戸訪問事業の現状を把握するために、沖縄県内の2 自治体にインビュー調査をした。調査の結果、評価できる点は、1母子全員に会うことを前提に重層的な体制が構築できている、2養育者との面談の際に客観指標(アンケート用紙)を用いている、3行政内の関連部署や医療機関と連携を取っているであった。課題と思われる点は、1外部の関係機関との連携が限られている、2外部の関係機関とのケース対応会議の頻度が十分でない、3訪問者の研修の機会が少ない、4継続支援に限界がある、5訪問者の職種に偏りがある、6予算面に限界があるであった。課題を抱えている可能性のある家庭の支援において、継続支援を展開するために母子保健分野にソーシャルワーク的な視点と人材が必要ではないかと考える。
- 沖縄大学人文学部の論文
- 2013-03-15
沖縄大学人文学部 | 論文
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