川嶋庄一郎の算術科初歩教授 : 滋賀県における1900年頃の教育実践
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概要
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本研究は、滋賀県の明治期の具体的な教育実践を明らかにしようとするものである。滋賀県の明治期の教育実践に関する資料はこれまでに様々発見され、具体的な様子は次第に明らかにされているものの、まだまだ分からないことが多い。さて、今回、川嶋庄一郎が滋賀県師範学校附属小学校主事在任中に構想した教授案を新たに発見した。川嶋は、1900 (明治33) 年ごろ附属小学校の訓導と協力して教授細目を作成し、この時の研究を元に『各科教授原理及教案』という教育書を出版した。ここに記されている教授案は滋賀県における具体的な教育実践を明らかにする資料と考え、川嶋の算術科について初歩教授の教授案を取り上げ、他の実践者の教授案と比較して考察した。
- 滋賀大学教育学部の論文
- 2014-03-31
滋賀大学教育学部 | 論文
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