富士川流域総合調査古文書班報告(研究調査要旨)
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概要
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富士川流域, 殊に中流流域の身延地方は甲・駿両国の境をなす秘境として, かつわが国における代表的な宗教上の聖地として古来重要な位置を占めている。特に中世以降, わが国の歴史上にしばしばその名を記録せられていることは衆知の通りである。今回の総合調査の主要な目的の一つが, この地にある日蓮宗総本山身延山久遠寺の成立と発展, 特にその底辺を含む背後関係の総合的探査におかれている関係上, 古文書の調査もこの趣旨に添い, 身延山久遠寺及び塔頭寺院ならびに日蓮諸寺院の有する寺院文書の調査と, 他宗寺院・一般在家の所蔵文書の調査に大別して, 前者を主として中尾が, 後者を主として高島が担当し, 伊木は両者を総括した。昭和35年以来, 数度現地に赴いたが, 同年から昭和37年に至る3カ年間は総合調査の予備的段階として在地古文書の残存状況調査を当面課題とした。
- 立正大学人文科学研究所の論文
- 1964-03-31
立正大学人文科学研究所 | 論文
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