加工用無支柱トマト栽培の省力化に関する研究
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概要
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1963~1968年まで6年間にわたって信州大学農学付属農場で加工用無支柱トマト栽培の省力化に関する研究を行い,大型機械化省力栽培の経済性についても考察した。1.加工用無支柱トマトの導入初期(1963~1964年)に主に手労働によって無支柱トマトと有支柱トマトを栽培し両者を比較した結果,前者は後者より面積あたりの収量は低かったが単位労働あたりの収量は多かった。また,無支柱トマト栽培はさらに省力化の可能性が高いことが確認された。2.無支柱トマトの育苗に無移植冷床方式を採用して省力化をはかった結果,1968年には育苗所要労力を1963年の約1/6に縮少することができた。3.大型機械を導入して栽培の省力化をすすめ,1968年には10aあたりの栽培労力を1963年の約1/3に縮少した。4.育苗および収穫以外の栽培行程をすべて機械化した場合のトラクター1台の負担面積は7~10aが適当であろうと推察された。
- 信州大学農学部の論文
信州大学農学部 | 論文
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