信州カラマツ材の需要構造
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
信州カラマツ材の需要構造についての解明を試みたが,その結果を要約すると次のようである。1)東信地方産の信州カラマツ材は長野県内での建築材を中心とする需要構造と東京を中心とする東海道ベルト地帯での土木用を主体とする需要構造という,消費地域によって非常に異なった2つの需要構造を持っている。2)東信地方産の信州カラマツ材は素材丸太では製材用と杭丸太用,製材品では土木用と建築用でその大半を消費しているという他の一般材とは異なった需要構造を持っている。3)この信州カラマツ材の特徴的な需要構造は,信州カラマツ材の材質的特質によってもたらされたと考えてよい。4)したがって東信地方産の信州カラマツ材においては将来もこのような需要構造が続くであろうと推測できる。
- 信州大学農学部の論文
信州大学農学部 | 論文
- カラマツ人工林における個体間競争が直径成長と枯死に及ぼす影響
- 信州大学農学部野辺山キャンパス植物目録
- 水辺環境の保全を目的とした構内ビオトープの造成
- 伊那周辺における鳥類相とその多様性に及ぼす林道の影響
- 未熟スイートコーン種子から―新生理活性グルコシドZeaninの単離