エノキタケ〔Collybia velutipes (Curt.) Fr.〕の人工栽培における雑菌問題
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概要
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1. エノキタケ栽培地より集めた雑菌混入培地から菌分離を行った結果細菌12種,Peniillium 3種,その他の糸状菌5種を得た。2. エノキタケ菌との対峙培養の結果A型4種,B型3種,型1種,D型8種,E型3種,F型1種であった。3. 分離した雑菌類について形態的,生理的性質を調査した。分離細菌はM-R反応陰性,メチレン青還元,糖分解酸生成およびペニシリン耐性の性質の点で冬期間空中細菌と性質が類似した。4. 耐乾熱性の比較的強いもの2種で他は弱かった。5. 耐湿熱性は耐乾熱性よりかなり弱く,耐性が強いもの1種で他はすべてがかなり弱かった。6.耐紫外線は細菌1種,Peniillium,糸状菌8種が強く,他は弱かった。
- 信州大学農学部の論文
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