緩効性窒素を含む高度複合肥料と単肥配合のナシに対する肥効の相違
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概要
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火山灰土壌をつめた大形コンクリート鉢(容積2.33m3)に二十世紀ナシを植え,窒素緩効性の尿素リン安系複合肥料を施用した樹およびそれとほぼ同成分量の単肥を配合して施用した樹とを設けて,樹体の生育量,果実の収量および品質,葉内要素含量,および肥料成分の土壌からの流失量を比較した。その結果を要約すると次のとおりである。1.樹体の生育量,果実の収量および品質共に,複合肥料区のほうがすぐれていた。2.夏期における葉内の窒素含量は,複合肥料区のほうが高かった。3.窒素の土壌からの流失量は,単肥配合区のほうが多く,とくに硝酸態窒素に大きな差が認められた。
- 信州大学農学部の論文
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