A Research on an Extensive Reading Class at Kyoto Sangyo University
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概要
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本稿は、2003年に京都産業大学において行った多読の授業をもとに、日本の学生の英語力向上に、多読がどの程度効果的であるかを検証したものである。このクラスは再履修クラスで、大半の学生は、英語の授業としては、一週間に一度行われるこのクラスしか履修していない。したがって、このタームの最初と最後に行ったクローズテストに見られる学生の読解能力の推移は、この授業の結果を正確に反映するものとなっていると思われる。実際、この授業を通して、学生の英語を読むスピードは向上し、クローズテストの結果は、読解力向上を示した。更に、事後のアンケートによると、多くの学生が、伝統的教授方法である精読方式よりも、多読形式を好むという結果もでた。この調査は、日本の大学生においても、多読が相当程度、効果的であることを示した。
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京都産業大学 | 論文
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