ヨーロッパにおける先進的なデザイン教育方法の調査研究
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概要
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本研究はデザイン教育研究センターの研究活動、すなわちデザイナーやアーティストを目指す学生のための新たな教育プログラム開発のための調査研究、これを基盤とした公開特別講義を中心とするカリキュラムへの組み込み、研究成果の報告と社会とのコミュニケーションを進めるためのメディアとしての書籍出版、という一連の活動と連動するものである。ここでは、出版された『中山英之/スケッチング』(新宿書房刊)について解説が行われる。はじめに1 本の線があり、それに線が加わり、そのたびごとにそこに現れる空間が変わっていく、このスケッチの方法は中山氏が普段の設計プロセスにおいても行っているスケッチの方法であり、思考の枠組みを広げ、次元を行き来しながら設計を進めていくという独特な方法論を示すものである。このスケッチの描き方を書籍デザインそのものに反映させる試みをおこなった。まるで、絵本のように見える親しみやすい線書きのスケッチには、限りなく奥の深いデザインの思想が隠されている。In early June 2009, Prof. Yuichiro Kodama arranged forNakayama to address our Department of EnvironmentalDesign. At this special guest lecture, he presented anoverview of his projects since going independent fromIto's office, giving us insight into the rigorous reasoningthat shapes his spaces while yet allowing a remarkablesensitivity toward fragile ephemera: clover growing on aprospective house site, thick weeds in a field designatedfor a kiosk design competition in Hokkaido. Using linedrawings to illustrate how he expands upon a basicframework of spatial concepts, his secret seems to lie inthat wondrous window of consciousness he invokessomewhere between two and three dimensions. InNovember, toward this book, Nakayama gave a privatelecture at his office to only a few people involved with theediting, design and publishing.
- 神戸芸術工科大学の論文
- 2010-11-24
神戸芸術工科大学 | 論文
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