在宅における女性脳卒中患者のうつ状態の特徴 : 心理的・社会的要因を中心に
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概要
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本研究の目的は,在宅における女性脳卒中患者のうつ状態に関連する心理的・社会的要因の検討を行うことである.退院後6ヶ月以上経過した女性脳卒中患者38名に対してアンケート調査を実施し,うつ状態,主観的健康感,老研式活動能力指標,家庭内および地域での役割の有無,親しい友人や親戚の有無など計項目を調査した.その結果,在宅における女性脳卒中患者において,親しい友人や親戚がいると回答したうつ状態の患者の割合は,うつ状態でない患者より有意に高かった(p<0.05 ).それ以外の調査項目に関しては, 2群間で有意な差を認めなかった.在宅における女性脳卒中患者のうつ状態に関連する要因を調査する際には,脳卒中発症前後における社会的要因の変化や,うつ状態に関連する要因の定義を明確にするなど,研究方法を統制した上で調査を行う必要性があると考えられた.
- 高知リハビリテーション学院の論文
- 2009-03-31
高知リハビリテーション学院 | 論文
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