カワウ対策事業
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概要
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カワウ(Phalacrorax carbo)による魚類の採食が水産資源に与える影響が懸念されている。そこで、昨年度に引き続き有害鳥獣駆除により捕獲されたカワウの胃内容物について調査を行った。平成16年2月~6月に県内で有害駆除により捕獲されたカワウは293羽であった。この内の62羽の胃内容物を調査した。13種228尾の魚類が捕食されていた。被食魚類の科別の出現頻度はコイ科76%、アユ科7%で全体の83%をコイ科とアユ科が占めた。結果から前年度までの調査同様に、河川内でのカワウの餌料としてウグイ、フナ、オイカワ等のコイ科魚類が重要であることが確認できた。また、アユが放流されると多数捕食されていることから、内水面漁業への影響は大きいものと考えられた。
- [栃木県水産試験場]の論文
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