超簡易ネット被覆によるスイートコーンのチョウ目害虫防除
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
6月6日,13日に播種したスイートコーンに対し,超簡易露地ネット被覆法で2mm目合いネットを被覆することで,アワノメイガなどのチョウ目害虫の被害を薬剤散布区と同程度に抑制することができた。ただし,同一ネット内で連続して播種した雌穂はアワノメイガによる被害が大きかった。ネット被覆によりスイートコーンの重量は薬剤散布区より1割程度軽かった。また,不受精果が多く,可販率が低くなった。農薬散布を差し引いたネット被覆に伴う生産費の増加は59,246円/10aで,スイートコーン1本あたり約17円の生産費増加になった。しかし,奈良県農業総合センター内で農薬散布区50円/本,ネット被覆区70円/本としたところ,両者は同様の販売推移に大きな違いはなかった。
- 奈良県農業総合センターの論文
奈良県農業総合センター | 論文
- 水稲ヒノヒカリの早植による作期分散
- UPLC/TOFMSによる緑茶熱水抽出物中のカテキン類とカフェインの分析法
- 夏小ギクの半促成5月開花作型における挿し芽苗と暗期中断電照による品質改善
- 暗期中断およびエセフォン処理による小ギクの開花抑制程度の品種間差異--計画的な8月上旬出荷適応品種の検索
- リーフディスクと選択培地を用いたイチゴ炭疽病の有効殺菌剤の検索および展着剤の影響